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ラマルシュのワインは、2007年からすでにニコル主導で醸造されていました。 彼の一番の功績は、北はロマネ・コンティとラ・ロマネの畑、南はラ・ターシュの畑に挟まれながら１級だった「ラ・グランド・リュ」のモノポール畑を1992年にグラン クリュに昇格させたことです。しっかりとしたストラクチャーを持つ、ドメーヌを代表する逸品です。 2013年のフランソワの死以降も、ドメーヌの名に父の名を残してきましたが、2018年のヴィンテージより自らの名を冠した「ドメーヌ・ニコル・ラマルシュ」としてリリースを始めました。 ドメーヌはほかに「グラン・エシェゾー」「エシェゾー」「クロ・ド・ヴージョ」の3つのグランクリュを所有しています。一方はロマネ・コンティとラ・ロマネ、もう一方はラ・ターシュに挟まれています。 気品と調和を備えたゴージャスなグランクリュ ヴォーヌ・ロマネの南端に位置するわずか1.65ヘクタールの土地をカバーするラ・グランド・リュは、フランスで最も小さなAOCの一つです。 ニコルの目標は、それぞれのワインのテロワールを尊重し、伝統的なブドウ栽培を維持することです。ワインは力強さよりもテロワールを最大限に尊重した醸造が行われています。コート・ドールの斜面を走る細長い畑で、幅はわずか30mです。 畑の栽培方法を有機栽培に変更し、樽の供給元を変更して新樽の使用量を減らすなどワイナリーの設備も変えていきました。 生産者 フランソワ ラマルシュ Francois Lamarche ワイン名 ラ グランド リュ グラン クリュ La Grande Rue Grand Cru ヴィンテージ 2016 容量 750ml 解説 パーカーポイント: (92-94)点 予想される飲み頃：2021 - 2038 The 2016 La Grande Rue Grand Cru was not affected by the frost thankfully. This is (again) attested by the aromatics that convey a sense of joie de vivre and energy. Does that come from the relief of being spared? It offers wonderful red cherries blood orange and yuzu scents combing with minerals. The palate is medium-bodied with filigree tannin impressive depth and grip in the mouth. Maybe this year it does not quite convey the same aristocratic personality as the Grands Echézeaux but there is real muscle and depth on the finish. Give this four or five years in barrel at least. (The Wine Advocate Dec 30 2017) 父の偉業を継ぐ才女による改革でますます評価が上がる名門ドメーヌ フランソワ ラマルシュ Francois Lamarche 先代のフランソワ・ラマルシュは1985年の彼の父の死去に伴い、ドメーヌを引き継ぎました。またその他一流のヴォーヌ ロマネの1級畑を所有しています。 ドメーヌを軌道に乗せるためには、何年にもわたって努力が必要でしたが、その努力は1999年ヴィンテージから顕著にあらわれるようになり、ニコルが醸造学の課程を修了して父親のドメーヌに加わってから2年後の2005年からはワインに正確さ、精緻さが加わるなど劇的に進歩していきました。